操体法の原理・説明

操体法で楽になるしくみ

操体法ベースの『体話セッション』は患部にはほとんど触れません。
足に軽く触れているだけなのに腰や首、肩や腕までもが
なぜ楽になるのか不思議に感じると思います。
ここでは体話セッションで楽になるメカニズムを
できるだけわかりやすくまとめてみました。

腰痛や肩こりなどの慢性症状でお困りの方の
身体を結び目ができてしまった釣り糸に例えて
説明します。（腰痛・肩こり・頭痛・ヘルニア
など慢性症状がこれ）


マッサージではこの結び目を揉んでほぐします
が絡んだ糸は緩むだけで結び目は解けません。


手術はこの結び目を左図の赤いところで切って
結び合わせます。


操体法は患部には触れず、できるだけ患部から
離れたところにふんわりと軽い圧をくわえます
（青い矢印）ティッシュの箱がつぶれない程度
　　　　　　　　　　　　　　の軽く心地良い圧です。



患者さんはそれにつり合う軽い圧で応じます。
（赤い矢印）すると双方に相反する力が生まれ
てきます。（黄色の小さい矢印）


その心地良い刺激（結び目が解ける力）は1〜5へと伝達され
足・膝・股関節・骨盤・胴体を経由して首から頭まで達し、同時に
肩・腕・手首さらには指先（木に例えると枝や葉の部分）まで到達して
6の大きなムーブメントが発生してその結果、結び目が解けます。
（腰痛・肩こり・頭痛・ヘルニア・腱鞘炎など慢性症状の解消）
そして全身のバランスが整います。


軽くつま先を反らす力（赤い矢印）につり合う軽い抵抗（白い矢印）で双方のバランスがとれると
それによって発生した力（緑色の矢印）が全身を駆け巡り複数の結び目が解け始める。

釣り糸の結び目の部分がその人のつらい症状だとしたら
身体の末端である足から力が伝達され膝が動き股関節が動き
腰が動き背中から首まで、つまり釣り糸の端から端までその力が
伝わるので結び目以外の諸症状までもがドミノ倒しのように
解消するのです。

さあ、健康への扉・・・ご一緒に開きましょう♪

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